こんにちは、すばる(@lifegraph2357)です!
日々忙しい忙しいと毎日に流されていないでしょうか?
じぶんの意思で選び、断る勇気を持ちたいと思うことはありませんか?
2022年の初読了となりました、グレッグ・マキューン著「エッセンシャル思考」。
本書では一貫して、他人に流されず、やるべきこと、優先順位、生き方をじぶんで選択することの重要性とその方法が説かれていました。
欠くことのできない、必須の、非常に重要な、(…に)ぜひ必要で、本質の、本質的な、精の、精を集めた
(weblio英和辞典)
この記事の目次
選択と集中について
良い仕事の原則だと思います。
本書の序盤から頻出する言葉として、「より少なく、しかしより良く」というものがあります。
この言葉の詳しい説明や背景などは本を読んでほしいです。
変化のスピードが加速し続ける現代に生きる我々は、とにかくすべての仕事に全力で、勢いで励み続けることで、解決しようとするはずです。
これまで、それで対処できてきたからです。
特に会社の上司はその自らの成功体験から、部下にも同じことができるはずだとか、同じ成功を掴ませようと考え、全ての仕事を持ってくるでしょう。
それでは回らなくなってきたのが現代です。
ひずみや歪みは、コンプライアンス違反や社員のうつによって表出します。
重要な仕事はなにかを選び抜き、リソースをそこに振ることによって、現代の組織は成長するものとなりました。
部下がいる、いないに関わらず、じぶんの裁量の範疇で選択と集中は可能です。
本書では具体的な方法が明確に書かれていますので、それを実践することが可能です。
(たとえば、集中したい時間をつくるために、メールソフトの自動返信機能をオンにするだとか。)
だれでも思いつくようなことかもしれませんが、本で書かれていることを読むと、実践する勇気というか、ハードルが低くなるような気がします。
睡眠について
本書で書かれているのは、1時間分の睡眠が数時間分の生産性を与える、というものです。
自分への投資を怠り、心と体をないがしろにすると、価値を生み出すための元手がなくなってしまう。自分という資産を守らなければ、世の中のために働くこともできないのだ。ところが現実には、優秀な人達がどんどん自分を壊している。その最大の原因は睡眠不足である。
第8章 睡眠
睡眠は大して重要ではないという人はいないと思います。
しかし、決めた睡眠時間を計画的にとるということは、非常に難しいです。
みなさまも実生活ではそうでないでしょうか?
睡眠の優先順位を意識して上げることがとても重要だということがよくわかりました。
社会生活や仕事をするうえで、判断を迫られるいろいろな事があると思います。
その判断事項の中で、大切なことはほんの一握りしかないことはこれまでの人生で理解はされていると思います。
大切な判断事項を厳選するためには、見極めるパフォーマンスの源泉となる睡眠が重要だというわけです。
習慣について
水泳選手、マイケル・フェルプスがコーチと作り上げたルーティンには感動しました。(第18章の冒頭)
目的(勝利)を達成するために、無意識の一連の流れとして、会場入りからゴールまで構築されています。
プロスポーツ選手でさえこのような地道な習慣作りをしているのに、普通の人が余計な雑念が溢れている世界で結果を残すことなんて無理です。
じぶんのリソースの管理という意味でも、集中力を削がれない環境(無意識下のルーティン等)を自ら構築することは有効なのでしょう。
習慣は妨害に打ち克つための最強の武器だ。
第18章 習慣
創造的な人は、自分に合った生活リズムを早い時期に見つけます。
第18章 習慣
悪い癖を正しい習慣に変える方法も書かれています。
「トリガー」、「行動」、「報酬」の3段階です。
じぶんの悪い癖は、欲しい物があると四六時中それを考えてしまうことです。
これをどうやって「正しい習慣」に置き換えるかは、ぜんぜん考えていませんが、なんだかうまくいきそうなアイディアはあります。
本の中でも、その具体的な方法について、すばらしい例を交えて紹介されていますので、参考にしたいです。
おわりに
2022年最初の読了となったこの本は、年初にふさわしい本となりました。
年初に目標を立てている人にとっては、裏打ちとなる素材に溢れている本だと思います。
ひとつひとつ小さな習慣を作り、余ったリソースで判断や仕事に集中したいです。
今年もたくさん寝ます!