こんにちは、すばる(@lifegraph2357)です!
こんなに心が動かされるとは思いませんでした。
正直言うとですね、じぶんの20代では、こんな知見は得られませんでした。(いま30代後半)
なにを語ってなにを書くか、なにを載せているか、で人を見るより、なにを語らず、書かず、載せないか、で人を見たほうがこの時代はよろしい。見えないものにこそ本質がある。
ほとんどが1ページにおさまる短い文の中に、これでもかと美しい言葉が並んでいます。
そしてそれらがじぶんの記憶のなかの経験に刺さるのです。
さて、色気とはなにか、と考えたとき、「本人が死守していたコードが破られた瞬間、偶然醸し出されるもの」という結論に達したのは最近のことです。
たとえば、完璧に丁寧語を操れる人から飛び出た、粗野な言葉。しゃんとした男が第3の場所で緩めるネクタイ。崩された浴衣、着物。
学びが多いです。
色気が皆無のじぶんとしては、言語化されることで、色気がもっと遠い存在となってしまった気がしますが。
そうです。この本は、普段何気なく思っているけど、言葉に出来ていない感情を著者がうまく言語化しているものです。
読んでいて気持ちがいいのです。
それって、「そのとおりだわ~」って心から思っていることなのです。
敵だと思ったものは大抵、残念ながら、本当の敵ではない。
欲望には日付を、夢には期限を、終わりには覚悟を。
SNSに本当にハッピーな人間などいないことは、ある意味唯一の救い。
年下にも師を持て。
この本を読んでいると、明日会社に行くときから、新しいじぶんになれそうです。